私のマンションの管理員は80歳。向かいのマンションの管理員さんは75歳で定年だって言って退職されていました。管理員の定年って決まってないのですか? 管理会社で管理員の定年って違うのですか?
人手不足。管理員の定年は引き上げが潮流
これはまた一概には言えませんが、ちょっと心配ですよね。いま、お住まいのマンションの管理員さんが80歳だということは、委託しているマンション管理会社の管理員の定年が80歳以上だ、ということでしょう。
あまり知られてないかもしれませんが、管理会社ごとに管理員の定年が違います。この働き手が不足しているなかで、管理員さんもまったく事情は同じです。ですから、本当に多くの会社が管理員の定年を伸ばしています。私が勤めている会社も5年前までは70歳定年でした。それが72歳になって75歳になってついに80歳が管理員の定年となりました。
60代は最低賃金レベルでは応募がない。。。
でも、「大手」の多くはまだ72歳だったり75歳だったりしています。この違いはなんでしょう?難しいことはありません。私が勤めている「準大手」では、管理員さんの募集賃金が最低賃金に端数調整をした金額。最低賃金が1163円のときに1200円で募集かけている程度です。これだと「マンションの管理員さん募集」とやっても68歳の方が来てくれないのです。そして1300円で募集かけると60代の方が応募していただける、ということなのです。
私たち「準大手」の企業では、60代の元気な管理員さんが欲しいのですが、最低賃金では応募がない。じゃぁ、プラス100円で募集かけるか、となるとそれでは利益が減る。利益を適正に確保しようとするとお客様が逃げる。だから、最低賃金でも人が来てくださるとなると、現実では75歳を越えた方となります。なので「管理員の定年延長」。
ですから私たちの会社の管理員さんは75歳~80歳の方の比率が圧倒的に高くなりました。優秀な管理員さん、というのは大手管理会社で65歳から75歳までやっていたけど、75歳で定年になった。でもまだ元気で時間を持て余しているところに近くのマンションで募集を見つけたから、というような方ばかりです。
最低賃金+100円を出せるのは大手管理会社(=高い委託費)
つまり、ここに「大手」と「準大手」の差が出てくるのです。
大手の管理会社のマンションには、60歳代の元気な管理員さんが、バリバリと仕事してくれて高いところでも、低いところでも綺麗に清掃してくれている。準大手の管理会社の現実は、新人管理員さんが75歳。80歳前になると、どんな元気な人でも身体が動かなくなります。動ける量も減ってきます。サボらずに仕事していただいても清掃できる量が違ってきます。どんな優秀な人でも記憶力、気配り力が落ちてきます。
管理員の定年を上げなくて若い管理員を採用できる大手
最低賃金プラス100円で募集できる大手⇒60代~70歳代前半の管理員さんがバリバリに清掃してくれる。
最低賃金ギリギリで募集かける準大手以下⇒80歳前の管理員さんがフウフウ言って清掃している。
こんな事実、簡単に想像できますが、知りませんよね。
管理員の定年の違い。
こんなところも「大手」と「準大手」と「中小」の違いなんです。
