管理組合にとって適切な保険の使い方
「管理組合にとって」の保険の適切な使い方を今から記します。要は管理組合が得するためにどこに留意すればいいか、ということです。
マンションの保険は保険会社にとっても実験中みたいなものです。だって築50年以上のマンションがこれからどうなっていくのか、まだ保険会社も経験値が不足している状況です。ですからマンションの保険はどんどん変わっていっています。
そのなかで顕著になっているのが、「保険をたくさん使うマンションには保険料を高くする」という考え方どんどん強く反映する保険システムになってきています。ですから「使わない方が得をする」=「使わない方が次の保険料が安くなる」というのは事実です。ですので「使わない方が得をする」って言うのは「使わない方が次の保険料が安くなる」という意味では「本当」です。
ただそこで「いくらでも使っていい期間」というのが存在します。要は、「次の保険料」を算定するときに「いまはどれくらい保険を使っている組合か?」を判断するのに、その判断の対象期間があり、しかも会社ごとにその期間が違うのです。
この期間のことを「事故件数カウント期間」と言います。そして2年前からの2年間をその「事故件数カウント期間」とする会社と最後の1年間を事故件数カウント期間とする会社とがあります。
いま多くの管理組合が5年間の一括払いをしていることが多いかと思います。この期間が5年間であろうと1年間であろうと、その次の保険料率を考えるときに、その始期の半年前からの1年間か2年間かが「事故件数カウント期間」となり、その期間中にどれだけの事故があったか、が次の保険料率に反映されることになっているのです。
ですから、5年契約をしている組合にしてみますと、ざっくりと言って、「最初の2年間」は「いくら保険を申請してもいい」ということになりますし、「最後の2年間」は、「これは保険を適用するかしないか」をその都度に検討する必要がある、ということです。
最後の2年間の考え方
この事故率を考える指数はあくまでも「申請?適用?件数」となります。金額の多寡ではありません。だから「最後の2年間は検討する」という対象は、小さな金額の保険申請に対して「この5万円の保険事故を申請することによって保険申請1件とカウントされること」の損得を考える必要がある、ということになります。
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