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マンション管理士の選び方
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マンション管理士の選び方

Q.マンション管理士の選び方が分かりません。どうやって選べばいいんでしょうか?

A.自分の情報をどう提供しているか? 受託後にも共通するはずです

 マンション管理士の有益性、必要性は理解しました。でも、マンション管理士の選び方が分からない、という方が多いと思います。実際に有益でないマンション管理士もいらっしゃいます。自分が開業準備中の今だから、こんな記事書けます。正直に書いてみますね。

どんなマンション管理士を求めているのか?

 まず、自分たちの管理組合にとって、どんなマンション管理士を求めているのかを整理してみましょう。それがマンション管理士の選び方の第一歩となります。

A.陪席型マンション管理士

 ほとんどのマンション管理士さんは、理事会に笑って陪席しているだけ、って感じのようです。まぁ、契約の最初から知っているわけじゃありません。もう契約して5年もしているから落ち着いて笑っているだけなのかもしれませんが。

 「自分のマンションはうまく回っている。法律的なことが分からないときだけアドバイスしてくれればいい」というマンションもあります。その場合は「陪席型」でいいのだと思います。

B.解決型マンション管理士

 「いま直面しているマンションの課題を一緒に解決して欲しい」「このマンションを良くするために、たくさん提案もらって一緒に動いて欲しい」という組合にとっては、マンション管理士の行動力、課題解決力とかが問われると思います。自分のマンションにとっては、どっちのタイプだろう? なんてことをまずちょっとだけ想像してみるところからはじめてみてください。どっちか決められるわけではないですよね。でも、「B」の比率をどれだけ求めるか?というところが人選びのポイントになるような感じです。

マンション管理士に必要な能力・知識

 前述の「求めるマンション管理士像」によって比率は違ってきますが、マンション管理士に必要な能力は以下のようなものがあると考えています。

①論理的思考力

 マンション管理士って言うと②の「これで間違ってないか?」みたいな相談役みたいな方が多いですし、それを求めている方も多いでしょうが、やはり一番大切なことは、いまマンションが直面している課題を分析し、問題や優先順位を整理する力がなによりも大切です。俗に言うと「頭の良さ」です。

②管理組合運営上の法知識

 これはあたりまえですよね。マンション管理士試験に合格していて、一定の勉強をしていて、マンション管理士として開業している方ならここはまず大丈夫でしょう。問題は、これしかないマンション管理士があまりにも多いことだと思っています。

③建物・設備の知識

 活動しているマンション管理士が一番苦手としていて、組合のためにも貢献できてないのがこの部分じゃないでしょうか。これは知識だけじゃダメです。マンションという特殊な建物の建物本体と設備に関する知見があるかないか。組合がおカネ払うのはこの部分に関してですから、それへの知見がないとおカネの支払いの適否に関してアドバイスできないですよね。

④マンション管理の経験値

 マンション管理士を選ぶ際にもっとも重要なポイントではないでしょうか。やはりマンション管理という特殊な世界。他の仕事の副業でやっているマンション管理士でも②の「適法か違法か」の判断はなんとかなるかもしれません。でも、実際の「生活の知恵」みたいな経験値からもらえるアドバイスはできません。一方、マンション管理の現場に長年いたわけです。論理的な思考訓練とかはあまり受けていない可能性が高いです(笑)。前述の①の要素と両立できている方は少数派ではあると思います(笑)

⑤ファシリテーション力

 マンション管理士の発言が必要となるのは、理事長が窮してしまっている場面となります。そうした複雑だったり利害が絡みあう問題に関し、唯一の第三者としてちょっと俯瞰して問題を整理し、みんなを冷静にしながら参加者の合意点であり、法律上問題なく、マンションの将来にとって不利益のない結論をみんなが納得しながら一緒に探していける力。ニコニコしているだけじゃダメですし、議論を引っ張っていくのもちょっと違いますよね。それがファシリテーション力です。(会議やグループ活動を円滑に進め、参加者の意見を引き出して合意形成をサポートする「促進」や「舵取り」の技術・役割のこと。単なる司会進行とは異なり、中立的な立場で議論を活性化させ、目的達成に導く重要な役割)。

⑥表現力・文書作成力

 会議に陪席していて、「それでいいです」「それはマズイです」と言うだけでいいなら、いいですが、マンション管理士さんが論点整理した資料を作成してくれたり、組合員向けの資料をつくってくれてもいいですよね。

 総会において、マンション管理士が説明したりすることもあるでしょう。文章も含めたプレゼンテーション力があるマンション管理士か表現が苦手なマンション管理士さんかでは、組合員の納得感もぜんぜん違います。

⑦いいお節介力

 頼んだことしかやってくれない。すべておカネ。。。。。仕事ですからしょうがないかもしれません。でも、私が見てきたマンション管理士さんってそんなタイプが多いです。マンションのことを心配してくれてちょっと「いいお節介」をしてくれる力。これ、マンションを良くしていくうえで必要だと思っています。

マンション管理士の選び方(選考方法・契約プロセス)

①ホームページで探す・比較する

 いまのこの時代。「お客さんを探そう」「自分を選んでいただこう」とするならホームページを作成しないなんてことはあり得ません。「口コミだけでいい」「ビラをポスティングして」なんてことを考えているだけでもう時代にあったアドバイスができないことは明白です。

 「マンション管理士として仕事しよう」「皆さんのお役に立ちたい」と思うならホームページをつくるのはあたりまえのこの時代。つくってない方は高齢者かやる気がないか能力がないか。。。。。まずはホームページを探しまくって、お住まいのマンションまで来てくれそうなエリアのマンション管理士をピックアップしてみましょう。

 複数の候補者をピックアップして、そのうえで、以下の観点を見極めることが大切だと思います。「マンション管理士の選び方」の二歩目になります。

ⅰ 情報更新の頻度

 やる気と行動力の一つのバロメーターです。

ⅱ マンション管理の経験

 これがすべてではありません。でも重要な指標です。

ⅲ 表現力

 ホームページの魅力。文章の魅力。自己紹介でその人の魅力を伝えられているか。

 文章は下手だけど、ファシリテーションはうまい。。。。あまり聞きませんよね。

ⅳ 生の情報

 書いてあることが「勉強したこと」だけなのか、自分の経験値や解決事例とかが書いてあるか。

 「経験ないけど資格は持っているのでマンション管理士でもやってみようか」という方の場合は、生きた情報を書けません。記事のなかに「生きた情報」があるかないか? 見極めのポイントだと思います。

②相談してみる

 ホームページで探して、「この人いいかも」と思えたら、メールで相談を持ちかけてみましょう。「マンション管理士さんを探している」でもいいですが、そうだとすぐビジネスになってしまいますので、なんか実際にお困りなこと、もしくはお困りだったことでもいいので、なにか具体的な問題で相談をもちかけてみたらいかがでしょうか?

 多くのマンション管理士が「無料相談」をうたっていますし、書いてなくてもメールアドレスは書いてあるでしょうからそこにメールしてみたらどうでしょう。「無料相談は受けていません」っていう答えもあるでしょう。その言い方含めて、判断材料となります。相談するなりして、なんであれメールでコミュニケーションをとってみることをお薦めします。

③単発業務を依頼してみる

 いきなり「顧問契約」っていうのにはハードルが高いですよね。「お試し業務」でおつき合いをはじめてみる、という方法があると思います。自信があるマンション管理士ならば応じるはずです。「私は忙しいからそんな中途半端なかたちだともうたくさんお客さんとれないので、難しいかもしれません」とか言うマンション管理士ならそれでいいのだと思います。発注する前、契約する前からマンション管理士のペースに合わせる必要はありません。

④顧問契約を結ぶ

 実際に「お試し」の仕事をしてもらって、理事会の皆さんとたくさん話してもらって、皆さんの合意に基づいて正式契約、ということでいいのだと思います。こちらの思うとおりに②と③のプロセスが進むかどうかは相手のあることですから微妙ではありますが、でもこちらからそういうアプローチをしてみて、その反応のあり方でそのマンション管理士の人柄や能力というものが見えてくると思います。

 不満だったら契約解除すればいい(おカネを払わなければいい)だけ。積極的に検討を進めてみたらどうでしょうか? 「マンション管理士の選び方」。参考になりましたでしょうか。

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